飲食店

東京を中心に40店舗以上の店を経営している飲食店会社の創業会長にお会いし、お話を聞く機会に恵まれました。
店によっては客席数が400名を超える規模であるというので、驚きである。
奥様曰く、「結婚するときにお酒は嫌いだと言っていたので安心していたが、まさかお酒を扱う飲食店を始めるとは、だまされたようなもの」というくらい、まさか飲食店を経営するようになるとは、会長も思っていなかったようです。
会社が大きくなってきたのも、特に、会社が伸びる秘訣とか考えていたわけではないという。
お店を始めた頃は、もちろん最初から順風満帆なわけもなく、従業員と共にとても苦労した時代が有ったようです。

話を聞く中で、その時から今に至るまで、全く変わらず持っていた考えが、「いかにしてお客様に喜ばれるか、従業員に喜ばれるか」であり、少しでも利益が出ると給料に反映し、安定するとメニュー価格を下げる事に努力し、の繰り返しで、気が付いたら今の状況になっていたという。

とても立派な会社の保養所がある。
これだけ大きな会社なので、保養所が有っても不思議ではないのですが、なんとそこは会社の経費で建てておらず、今まで貯めてきた個人の資金を使って建てて、愛する従業員たちに使ってもらっているというのだとか。

様々な人のスポンサーをしている。
当然、会社の広告宣伝費でスポンサーをしていると思って話を聞くと、直接会社の収入に結びつかない事が多いので、個人的に応援しているとか。

ただただ驚きの連続の言葉が、あたりまえの様に、心から思っていると解るように、会長の口から出てくる。
これらの話を聞いているうちに、この会社はなるべくして大きくなったのだという事に気づかされた。
お話を聞く時に、一緒に息子さんにもお会いして話をしてみたが、この精神は全くぶれることなく、正しく引き継がれていました。

改めて、自分の姿勢に問いかける良い機会に恵まれました。また、お話を聞きたいと思います。

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